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10月24日
昨夜9時過ぎ何気に天気とくらすで山の天気を確認していたら
なんと25日も常念岳がAマークに。
夫はそのまま寝たけれど
うそ!!と思いながらも
それから急遽明朝出発を決め、
コースを再設定。
三股から蝶が岳~常念岳縦走コースを確認。

2時過ぎ起きてきた夫に今日から行くからと告げ
しばし寝ようとしたら
3時過ぎじゃあ出発しようかとの声。
断って取りやめになったら困るのでOKをしてすぐさま準備。

八王子から中央高速~岡谷JCから長野道~安曇野ICまで
そこから三股まで。
何時ものごとく1時間も運転したらあくびの連続の夫と双葉ICで交代。
とにかく三股登山口には7時ごろには着いたのですが、、。
ここでもう一度天気とくらすを見れば25日はなんとCとBマークにチェンジ。
まあ相手は山の天気ですから、、、"(-""-)"

年寄りの無理な登山は禁物。
縦走はやめて無難な一の沢コースピストンに即変更。
一の沢登山口へ移動しました。
ここで1時間以上のロスでしたが
今日の好天気に登山をあきらめる気にはなれずまあ好判断かと。

三股の駐車場には10台以上の車がありましたが
一の沢には4台くらいでした。
とにかく一の沢登山口出発は8時に。
この時間の出発では我々はピストンは無理なので明日の雨を覚悟で小屋どまりを決めました。

登山口スタートは8時10分。登山届も提出しました。
10.24常念

20分ほどで山の神。祠に安全祈願をします。8時30分
10.24常念2

1時間で大滝(王滝)ベンチ。9時30分
10.24常念3
王滝って滝があるのかと見まわしますがないみたい。
夫がこの川の流れ全体じゃないといったのですが
川幅が広いこのあたりの滑滝を差すとすれば当たってることに。
ここまでコースタイムは1時間20分なのでほぼコースタイムでした。
ということはとても歩きやすいコースだっということで(*^_^*)

沢沿いを行きながら時々丸木橋を渡ります。
台風の後で水量が多いのかごうごうたる音ですが水はとってもきれい
10.24常念4

さらに1時間30分で笠原沢(10時58分)
10.24常念5

距離的には半分を過ぎていますが
急坂はこれから。
10.24常念6
よくわからないけれどひょっとして常念岳が見えている?

さらに1時間ほどでいよいよ胸付き八丁(11時58分)
標高も2000mを超えました。
10.24常念7

それらしい階段が増えてきました。
10.24常念8

最後の水場にたどり着くとようやく残り1㎞です。12時25分
水は冷たくておいしかったです。
夫は山の水は必ず私が飲んでから飲みます。
そんな一瞬に毒が回るような山の水などないと思うけど。
何を確認してるのやら??
10.24常念9

この最後の登りが私にはいつもきついんですよね。
200m、500m、800mごとに立っていた標識に励まされます。
10.24常念10

しかもすれ違う方がことごとく「槍が見えてますよ」と声をかけてくださいます。
12時を回ってしまったのでガスや雲がかからないとしての話ですが、、、。
ここからの500mに30分かかってしまい
常念乗り越し到着は13時35分。
しかしここで疲れは吹っ飛びました。
10.24常念小屋
この景色が見れるから山に登るんですよね。
槍は実際に登ってもいるし、あちこちから見てもいますが
今日、ここで見る槍が最高!!
ほんとここはアルプスかと見まがう風景でした。
(昨年シャモニーやマッターホルンを間近かに見たのでいうんですが、、、(^^♪・・嫌味っぽい)

10.24常念小屋2
今年の新しい雪をいただいたばかりのその姿の神々しさ。

10.24常念小屋3
左はまだこれから登る常念岳方向

10.24常念小屋4
そして今夜のお宿の常念小屋。
下りてくる人には宿泊者はいないみたいですよと脅かされていました。
明日雨なのに二人で下りれるかしらと気がかりでしたが
いまから常念に登って下りてくれば5時。
それから夜道をヘッドライトをつけて降りるなんて到底無理。
もう私自身の体力が限界。

でも一組同世代のと思われるご夫婦は常念に登らずに下りるとおっしゃっていました。
いえ、それも私にはもう一度がないので無理。

ということで小屋で宿泊の手続き。
空いているので個室を使えるそうです。
混雑時は15人も寝るお部屋に2人だけで。

それから荷物をデポして常念岳に。
これが実際つらい。
コースタイムは往復2時間半。
多分我々の足では3時間。
5時の夕飯には必ず間に合うように帰ることと念を押されます。
ぎりぎりです。
でも行きます!!

こんな素晴らしい槍と穂高連峰を見ながらの登山の機会なんてそうそうありません。
常念岳

蝶が岳からの縦走もさぞかし
常念岳2

ようやく苦手なガレ場を上り詰めるとそこからようやく山頂が見える仕掛け"(-""-)"
百名山たるものなかなか手ごわいのです。
常念岳3

振り返ると小屋と縦走路が続く横通岳(2787m)方面
常念岳4

山頂までの途中で三股から前常念を通るコースと合流します。
常念岳7

15時40分常念岳登頂です。2857m。
常念岳5
すっかりガスっていますが
瞬間的に見えたり見えなかったり。
すでにしっかり絶景を目に収めたのであまり気になりません。

ふと見るとかすかに前常念方向にブロッケン現象?
かすかにまあるい虹が見えています。
常念岳6

後1時間ちょっとで帰り着くでしょうか。
感激・感動の暇はありません。
下りがまたなかなか時間が稼げないガレ場の連続。
おかげさまで夕食ですよ~の管理人の声が聞こえるタイミングで
何とか小屋にたどり着きました。
三股の前常念からのコースの男性、
三股~蝶が岳縦走コースの女性がそれぞれ1名いらして
今日の宿泊は4人でした。
山の話が弾んで楽しい食事時間でした。
この小屋の夕食はとってもボリュームがあってご馳走でした。
常念岳8

宿泊費も9800円と今シーズン私が泊まった山小屋では最高価格でしたが。

疲労の限界の私は眠くて皆様より一足お先にテーブルを離れ、8時にはバタンキューでした。






















2017.10.30 / Top↑
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